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海外ミステリ・レビュー

……新旧の海外ミステリを中心に

「燃える警官」ウィリアム・J・コーニッツ

執筆時に自らもニューヨーク市警の現職警部補であった著者による圧巻の警察小説。
右翼の大物実業家に取り込まれた狂った警察官の集団に立ち向かう市警の警部補と部下達の闘いをリアルスティックに描く。捜査過程での刑事達の群像劇は生々しい躍動感に満ち、クライマックスとなるド迫力の市街戦まで、その筆致はテンションを上げたまま続き、とても処女作とは思えないほど。シンプルな原題よりも、日本版タイトルの燃える警官の方が、本作の内容をよく伝えている。

評価 ★★★★★

 

燃える警官 (文春文庫)

燃える警官 (文春文庫)