随分と評判が良かったので読んでみたが、ミステリとして物足りなさを覚えた。真犯人とおぼしき人物は途中でわかってしまうし、謎解きはオーソドックスで、あまりフェアともいえない。
やはり、ガサツな主人公に好感が持てないことが一番の理由か。くせはあるが、平凡すぎるのだ。
偽のデュー警部という感動的な傑作を書いた作家だけに、期待が大きすぎたらしい。
評価 ★☆
- 作者: ピーターラヴゼイ,Peter Lovesey,山本やよい
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 1996/07
- メディア: 単行本
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