中盤までは快調。風景や人物描写、社会的背景と小道具などに文学出身者らしいこだわりを感じる。臨場感あるアクションも、ハードボイルドとして合格点だろう。主人公ロビショーも骨のある好漢で良い感じだ。
だが、プロットが弱い。ハードボイルドに謎解きなど不要だとしても、もう少しひねりが欲しい。
ただ、合間に挿入されるベトナム戦争など過去のエピソードの描き方は素晴らしい。この作家は、大筋よりも、場面場面を如何に印象的にするかに力を注いでいるのだろう。
評価 ★★★
中盤までは快調。風景や人物描写、社会的背景と小道具などに文学出身者らしいこだわりを感じる。臨場感あるアクションも、ハードボイルドとして合格点だろう。主人公ロビショーも骨のある好漢で良い感じだ。
だが、プロットが弱い。ハードボイルドに謎解きなど不要だとしても、もう少しひねりが欲しい。
ただ、合間に挿入されるベトナム戦争など過去のエピソードの描き方は素晴らしい。この作家は、大筋よりも、場面場面を如何に印象的にするかに力を注いでいるのだろう。
評価 ★★★