海外ミステリ・レビュー

……新旧の積ん読本を崩しつつ

2016-06-22から1日間の記事一覧

「暗殺者の正義」マーク・グリーニー

どうやらグリーニーは、私には合わないようだ。本作の解説で批評家・北上次郎がいつものように初っ端から興奮して「すごい」を連発し、さらに終盤の190ページにわたる戦闘シーンを褒めちぎっているのだが、まさにそこからが退屈極まりないのである。単に銃器…