海外ミステリ・レビュー

……新旧の積ん読本を崩しつつ

2019-06-28から1日間の記事一覧

「深海の大河」エリック・ローラン

フランスのジャーナリスト兼作家ローランのセス・コルトンシリーズ第2弾で2003年発表作。謳い文句は「現代のジェイムズ・ボンド」で、全体のイメージも概ね近い。但し、主人公は国家機関のスパイではなく、あくまでも私的組織の一員。〈委員会〉と称するそ…