海外ミステリ・レビュー

……新旧の積ん読本を崩しつつ

2019-07-17から1日間の記事一覧

「蜂工場」イアン・バンクス

1984年発表、クライヴ・バーカーらと並びホラー新世代を代表する作家として評価を得ていたバンクスのデビュー作。本の表紙に「結末を誰にも話さないように」とわざわざ刷り込み、粗筋紹介などでも際物的な先入観を植え付けるのだが、確かに特異な顛末は辿る…