海外ミステリ・レビュー

……新旧の積ん読本を崩しつつ

2021-09-18から1日間の記事一覧

「監禁面接」ピエール・ルメートル

現代ミステリの最重要作家、2010年発表作。私の場合、購入した本はしばらく〝寝かせる〟のが常だが、ルメートルだけは早々に積ん読から外している。一旦、冒頭を読み始めたなら、最終頁に辿り着くまで片時も本から手を離せない。しかも、一度も期待を裏切ら…