2018-03-04 「クリプト・マン」ケネス・ロイス サスペンス/スリラー 元盗人ウイリー・スコットを主人公とするシリーズ第6作。翻訳されたのは本作からで、以降三作が紹介されている。主要な人物らのそれまでの経緯が分からないため、なかなか関係性が掴めないのが難。蜘蛛のようにビルの壁面を登り下りできることから、スパイダーと呼ばれている。過去に諜報機関に利用されて、ソ連KGB内に敵も作っていたらしい。ストーリー展開はテンポ良く、適度な活劇も盛り込んでいるが、ヒーロー小説として印象に残るものがなく弱い。評価 ★★ クリプト・マン (サンケイ文庫―海外ノベルス・シリーズ) 作者: ケネスロイス,関口幸男 出版社/メーカー: サンケイ出版 発売日: 1986/05 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る